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岡山放送社友会の活動紹介のページ

 活動報告


*「OH!友会秋季ツアー」〜矢掛・井原の旅〜



女将さんと一緒に記念写真

 恒例の「OH!友会秋季ツアー」が、11月5日(日)に行われ、現役2名を含め9名が参加しました。ツアーは、当初、9月17日(日)に予定されていましたが、当日、台風直撃のため中止となって延期されていたもので、予定の変更もあって参加者は残念ながら半減してしまいました。
 しかし、当日は快晴。絶好のツアー日和となり、9名を乗せたマイクロバスは矢掛&井原に向かって出発。旧山陽道の宿場町“矢掛”で降りた一行は、昼食前の腹ごなしに、今も昔の姿のままで残っている脇本陣(高草家)のあたりをぶらぶら。なかには早くもお土産のお買物に精出す人も・・・。
 昼食は、「旅籠屋 備中屋長衛門」のお食事処“邑楽里”(ゆらり)で。乾杯の後、いただいたのは、“姫御膳”。メインは玄米麺に美星牛が乗っかった“やっこ膳”。とても美味しゅうございました。
 ちなみに築100年という古民家を改装したこの旅籠では、今年の2月、将棋の王将戦「郷田王将vs久保九段」が行われており、女将の西野さんに見せていただいた写真パネルには、対戦中の2人をじっと見つめている菅井七段が写っていました。そう、今年の8月、羽生さんを倒して新王位を獲得したあの菅井さんです。旅はいろんなことを教えてくれます。
 女将さんにも入ってもらい記念写真を撮ったあとは、矢掛宿の散策。約800メートル真っすぐに伸びている宿場町“矢掛”を、街並み案内人の徳永睦志さんのガイドで散策しました。江戸から明治にかけて建てられた町屋が当時の姿を残したままで居並ぶ懐かしい通りですが、その姿を残したままでモダンな装いを付加した町屋も多く、今日は日曜日だったせいもあるのでしょうが思った以上に通りは賑やかでびっくりしました。徳永さんには、間口が狭くて奥行きが深い町屋の裏通りまで案内していただき、宿場町“矢掛”の面白さを再発見しました。
 “ベトナムフェア”が開催されていた「やかげ町屋交流館」に立ち寄った後、矢掛宿のシンボルで国指定重要文化財の「矢掛本陣」へ。ここは、江戸期、酒造業を営んでいた石井家の住宅で、大名や幕府の役人などが宿泊、休憩した本陣職も務めていたという矢掛宿で最も大きな町家です。ここでも徳永さんからいろいろと興味深い話をお聞きし、勉強させていただきました。  
 お食事処の女将さんと案内人の徳永さんの見送りを受けてバスは次の目的地「天神峡」へ。しかし、期待していた紅葉は残念ながら見られず、車窓から渓谷美を楽しんでそのままUターン、最後の訪問地「井原市立田中美術館」へ。  
 岡山県後月郡(現在の井原市)生まれで近代彫刻界の巨匠・平櫛田中の作品が展示されているこの美術館には、何度か訪れたことがありますが、“幼児狗張子”、“鏡獅子”(試作)、“尋牛”などの名作、“いまやらねばいつできる わしがやらねばたれがやる”などの力強い書は、何度見ても感動をおぼえます。加えて、今日は、平櫛田中賞を受賞した「安藤榮作展」が開催されており、田中さんとは全く違った手法で制作されたスケール感と現代的なテーマ性に溢れた彫刻作品と線画(ドローイング)を鑑賞することができ、ラッキーでした。  
 美術館を午後4時出発、帰途につきました。
 おいしいものをいただき、散歩し、地域の活性化のために頑張る人々に出会い、歴史と美術を勉強した今回の「OH!会秋季ツアー」でした。



矢掛宿着。昼食前のお買い物


お食事処“邑楽里”


乾杯!


いざ、矢掛本陣へ


徳永さんから説明を・・・


田中美術館の前で








  

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