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岡山放送社友会の活動紹介のページ

 活動報告


*令和元年 第1回 講演会 『幸せな老いじたく』
                      2019年6月12日(水)


講師の岸康子さん

 令和元年最初の講演会は6月12日(水)OHK本社αにおいて実施いたしました。
  今回のテーマは「幸せな老いじたく」。講師は、元OHKアナウンサーで、寿退社後アナウンサー育成の話し方教室や子供たちやその親の関心が高い公文の教室を運営しながら、一般社団法人清掃収納協会の清掃・収納マイスター認定講師で、生前整理認定指導員の免許を持つ岸康子さんです。
  そもそもジュニアの掃除・片付け指導の講師資格取得から生前整理に興味を持たれたそうです。それにしても、様々な資格があるものです。みなさんご存知でしたか?生前整理認定指導員!!なかなか興味深い資格です。なぜなら、そこそこの年齢に達している私たちが避けては通れない「老い」の問題と深く関係してくるからです。
  しかも、このところ多発する事件事故から必ずしも老いたから亡くなるというわけではありません。突然死に至ることも。亡くなってしまえば死人に口なし!!ということで、配布されたのが名刺入れの中にも入るコンパクトな「万が一メモ」。生きているうちに伝えよう。何かあったときに活用できるというものです。



万が一メモ

 2020年には女性の2人に1人が50歳以上、岸さんの友人は45歳で初産を経験されたとか。2023年には一人暮らしが本格化。子供がいても同居しない高齢者増。結婚しない30代独身増。結婚しても離婚。母子家庭、父子家庭…。AIロボット犬に癒しを求め、掃除ロボットなどで暮らしは便利にはなっているものの人として生まれて人として死を迎えることは変わらないこと。また、一冊の本「いのちのまつり」(作:草場一壽)の紹介から「命」から考える「感謝」とは。
  そして、岸さんから「自分ではできない最後の片付けはなんですか?」の質問が。その答えは【遺品整理】。4つに分類すると「いるもの」「いらないもの」「移動(思い出)するもの」「迷うもの」に。けれど【遺品整理】は亡くなってしまえば自分ではできない。自分では捨てられないものだけれど、亡くなってしまうと簡単に捨てられてしまう場合がある。自分には不要なものも誰かにとっては必要なものもある。だからこそ【遺品整理】の前に【生前整理】をすることが重要で、【生前整理】をすることで後に残った人が楽になる。それは人生に片(カタ)をつけるということ。


「万が一メモ」買い物5原則

 日々の生活から限りなく物は増え・・・。捨てられないものの一つの目安として、服は2年。本は半年。書類は1年。写真は100枚あれば30枚に。
  更に、葬儀用の自分の遺影は事前に準備しておくことだそうです。驚くと共に思わず納得。最後は、講演会のテーマでもある「幸せな老いじたく」から出席者一人一人が自身の亡くなる前にしたいこと一つだけ!を発表し、あなたならできる!!と言われて小さな自信を持ち全員笑顔になり約1時間の講演は終わりました。
  出席しての結論!自分のためにも残された人のためにも【生前整理】をしなくては!!です。若くはない私たち。元気で長生きと願っていても、いつどこで何が起こるかわからないのですから。
                              (記:西村英子)











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