OH!友会
俳句をはじめて | |||
★ | 行本章允さんからの寄稿 | ||
「震災のニュースしきりに春の午後」 俳句は17文字で表すもっとも短い文学だといわれ、必ず季語を入れるのが規則です。 予め俳句に関する本を読んだり、テレビの俳句番組を視聴して私なりに勉強をしておりましたが、まさかはじめての句会で選句されるとは思ってもいなかったので、すっかり舞上がってしまいました。次回の講座が待ち遠しい気持ちで句作に励みました。 そうして臨んだ二回目の講座日。出句した7句すべてが選句されませんでした。 俳句は難しいものです。主宰の先生も俳句が本当に面白くなるのは、やはり3年はかかるのでは・・・と言われました。 こうして講座通い5ヶ月。8月はじめの講座日。 9月。「アイアンを振りぬく先に赤蜻蛉」「蟋蟀や子守唄とし孫眠る」「菅笠の二つ並びて秋遍路」の3句が主宰の先生から選句。 主宰の先生曰く「これが野球のバットなら駄目です。芝と木のあるゴルフ場だから赤蜻蛉に風情があるのです」と講評を頂きました。 俳句は奥深いものです。漢字や言葉の勉強にもなります。季節の移ろいが良く感じるようになりました。 “選句されるかされないか”に一喜一憂することなく、句作に励もうと思っています。
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