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岡山放送社友会の活動紹介のページ

 活動報告


*第3回 講演会 『核の記憶89歳ジャーナリスト最後の問い』
                      2018年11月14日(水)



                        講演会場

今年度から不定期に開催しております講演会。第3回は、11月14日(水)OHK本社αにおいて実施いたしました。 今回は、昨年の6月11日の早朝テレビ朝日系で放送された核と平和を訴えるドキュメンタリー『もうひとつのヒロシマ〜88歳ディレクター執念の取材〜』が国際コンクール「ニューヨーク・フェスティバル」で銀賞を受賞したことから、その続編となる『核の記憶89歳ジャーナリスト最後の問い』が制作され、今年の8月4日午後7時よりBS12で放送されたことを機に、OB・OGより是非ともこの番組を観たい!という声が上がり実現にいたったものです。
この番組の89歳ジャーナリストは、昭和史を検証する番組を多く手掛けた鈴木昭典氏のことで、代表作には「日本国憲法を生んだ密室の九日間」があります。そして、ディレクターがOHKを卒業されるまでドキュメンタリー番組に関わり、在職中に数々の賞を受賞された下山宏昭さんです。
ということで、今回の講演会(ドキュメンタリー番組上映)のゲストは下山宏昭さんです。 「核」をテーマに89歳というご高齢の鈴木さんは命を削りながら・・・その鈴木さんと77歳の下山さんがタッグを組み、2年にわたり海外・国内取材を敢行され制作されたものです。お二人の年齢から海外取材を伴う番組制作はあり得ないことと思っていましたが、番組を“制作”し、賞まで“受賞”されるという快挙!!
問題を追いかけ取材を続ける!何かを成しえるのは年齢ではないのだと。
  番組『核の記憶89歳ジャーナリスト最後の問い』では、戦争史上初めて使われた核兵器・原子爆弾の脅威。繰り返された核実験。核をめぐる様々な問題を問う現役最高齢のテレビディレクターでありジャーナリストの生きざまを追っています。
日本と南太平洋の被爆者の現状を追いかけたリポーター鈴木昭典さん(89)と ディレクター下山宏昭さん(77)。ナレーターは壇ふみさん。
 番組を視聴した後、下山さんから番組制作にまつわるお話があり「番組では、フクシマを直接描かなくても放射能の恐ろしさが過去のものではないことがわかっていただきたかったと思っています」と。その具体的な内容はとても貴重で考えさせられることばかりでした。そして、鈴木さんは今、病院で闘病中だと・・・。
 そんな中、嬉しいことがふたつ。ひとつは、「ニューヨーク・フェスティバル」銀賞の盾を見せていただいたこと。盾には下山さんのお名前が刻まれていました。個人名が刻まれるとは!!これはすごいことです。おめでとうございます!!
もう一つは、OB・OGだけでなくOHKからディレクターや総務局、編成局からもご参加をいただいたことです。ありがとうございました。
できれば、機会を作っていただき、今日この場所に来られなかった番組制作に携わっている現役のみなさんに。いろいろな部署のみなさんに。一人でも多くの方にこのドキュメンタリー番組をご覧いただきたい!と強く思いました。

                                               記:西村英子












           

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